北海道で蟹と言えば「毛ガニ」の事?
ケガニ|wikipedia
ケガニ(毛蟹、Erimacrus isenbeckii)は、エビ目カニ下目クリガニ科に分類されるカニの1種。北西太平洋の沿岸域に広く分布する大型のカニで、食用に漁獲される。別名はオオクリガニ(大栗蟹)。
日本では広く生息し、割りとポピュラーな蟹です。その名の通り体中に毛とトゲが生えているのが特徴です。
食通が「味は蟹が一番」と言う毛ガニの味
北海道では非常にポピュラーな毛ガニ。北海道で蟹と言えば毛ガニを指す事も多いです。北海道全域の沿岸に生息しているので、海釣りをしていると釣れる事もあります。
食通の間では非常に美味な蟹とされていて、北海道人ならずとも「味は毛ガニが一番」と言う方も多くいらっしゃいます。
カニ肉の甘みも大変魅力的ですが、毛ガニと言えばなんといってもカニ味噌。他の蟹と比べてもカニ味噌の量も多く味も非常に濃厚で美味です。カニ肉をほぐしてカニ味噌で和えたものを甲羅の上に乗せて軽く炙ると、悶絶するほど美味しい?毛ガニの甲羅焼きが堪能出来ます。
毛ガニは「姿」で売られている
他の蟹と違ってほとんどの場合、「姿づくり(体全体をそのままってことです)」の状態で売られています。
平均的な大きさは1尾あたり350g〜450g前後でしょうか。業務用の場合4kgの箱に入っていますので、9〜12尾のサイズになります。
平均的なサイズで1尾で大人一人前ほどになり、きちんと全ての足とカニ味噌を食べると結構な満足度になりますが、蟹だけで満腹になりたいのなら500g以上の大型のものをおすすめします。
800g以上となるとかなりの大きさで漁獲される数も少なく、1尾で1kg以上のものなどは、地元北海道でもなかなか目にする事もありません。値段も高価になりますが、その分食べ応えは十分です。
毛ガニはボイルしたものをそのまま!
なんといっても毛ガニは茹でた(蒸した)ものを、そのまま何も付けずに食べるのが一番です。
カニ酢などを付けてお召し上がりになる方もいらっしゃいますが、カニ味噌とカニ肉の味をそのまま楽しむのが一番毛ガニの魅力を堪能出来るのでは無いでしょうか。
地元北海道でも小さな毛ガニなどは味噌汁などにする場合もありますが、基本的には料理にはあまり使いません。もったいないからです。
毛ガニの味噌汁も大変美味しいですが、食べ終わった後の殻を利用してダシを取れば、無駄なく美味しい「毛ガニ汁」を楽しめますので、そちらでお楽しみ下さい。